育休 父の確かな一歩

編集センター 神下慶吾(2012年入社)

 2022年5月に長女が誕生し、育児休暇などを利用して3週間近い休みを取りました。妻の出産が急きょ1カ月早まりましたが、職場の理解のおかげでシフトを調整。退院直後で体調が不安定な妻に寄り添い、育児に専念することができました。

 2200グラム弱のわが子は2週間、NICUなどに入っていました。コロナ禍で面会できませんでしたが、その分、育休期間にしっかり触れ合えたことで、父になった実感も喜びも日に日に膨らみました。失敗もしながら、生まれたばかりのわが子の表情や反応を見ながら接するうち、上手に沐浴させられるようになったのはちょっとした自慢です。決して大きな働きができたとは思っていません。しかし、妻から「体調がつらい時に買い物をしてくれたり、不安な時にゆっくり話を聞いてもらえたりして、とても心強かった」と感謝されました。お互いに初めての育児で不安がある中、育休を機に妻と助け合いながら取り組めて良かったと思います。この経験がなければ、ずっと「妻任せ」になってしまっていた気もします。

 現在は新聞の紙面編集を担当しているため夜勤が中心です。忙しい中でも妻や子どもと触れ合う時間が仕事へのエネルギーになっています。社内で育休を取得する男性は増えており、働きやすい環境づくりが少しずつ進んでいると感じます。

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