デジタルでも読者獲得へ

　入社して２年半、地域の販売所と本社をつなぐ担当員（エリアマネージャー）として活動しました。日々の新聞配達を担当するのが中国新聞販売所。その経営や労務の相談に乗るのが担当員の仕事です。どうやって購読者を維持、獲得するか、ともに企画し、実行するのも大切な役割です。

　担当したエリアは、東広島市や竹原市、大崎上島町など。積雪の激しい山間地域から瀬戸内海の離島まで、現地に直接足を運びました。新聞ビジネスの基盤である戸別配達網を支える販売所をサポートする超地域密着な点が魅力でした。コロナ禍という逆風の中でしたが、部数アップに向けたセールス戦略の立案、地域を盛り上げるイベント企画など、できる事は何でもやりました。

　そして現在、デジタル営業の仕事に携わっています。新聞は紙だけでなく、スマートフォンやタブレットで読めるようになりました。トレンドに敏感な若者の視点を武器に、中国新聞デジタルや中国新聞Ｕ35のPRに取り組んでおり、登録者が増えるたびにやりがいを感じます。

　販売局は、約50万部の発行部数を支える会社の屋台骨。紙もデジタルも、というハイブリッド型の部署へと進化しました。伝統ある中国新聞の題字を武器に、地域の新たな未来を切り開く。ビジネス総合職の魅力はそこにあります。