新聞が届く日常 技術面で支える

 記者が記事を書き、広告が入り、新聞が印刷されるまで、あらゆる工程の裏にはシステムがあります。所属するシステム部ではシステムの企画、導入が主な業務で、システムを使う社員と作るメーカーをつなぐ「調整役」を担っています。

 近年は新聞制作に関わるシステムだけでなく、デジタル関連、ウェブ会議、社内のWi-Fi(ワイファイ)化、在宅勤務の技術的なサポートなど、時代とともに仕事の幅も広がってきています。

 システムの更新時は長期にわたりテストを重ねますが、より良いシステムを作るには周囲とのコミュニケーションが大切です。現場の声に耳を傾け、メーカーとの折衝では突き詰める。「もっと使いやすくならないか」「よりリスクの少ない方法は」。常に自問しています。

 大きなシステム障害が発生すると、新聞を発行できなくなります。地震など緊急時でも発行できる環境を整備することも重要なミッション。読者の手に新聞が届く日常を、これからも支えていきます。(岩崎匠)