読者の顔思い浮かべ 紙面作りに奮闘

 記者が取材を終えて執筆した原稿に、見出しを付け、写真と組み合わせてレイアウトをし、1枚の紙面に仕上げる。それが編集センターの仕事です。紙面を読者に分かりやすく整えるため、整理記者とも呼ばれています。

 呉支社から異動し、地域面や政治経済面を経て、現在はスポーツ面を担当しています。カープやサンフレッチェの試合に一喜一憂しながら、一目でその日の戦況が分かる見出しに頭を悩ませています。延長や雨天中断など、締め切りぎりぎりに試合が終わることもしばしば。そんなときは同僚同士でフォローし、先輩も後輩も声を掛け合って乗り切ります。スポーツの言葉を借りるなら「One for all, All for one」。正確な紙面を読者の元へ届ける、というゴールに向かってチームプレーが光る職場です。

 野球やサッカーに限らず、バスケットボールやバレーボールなど広島には数多くのスポーツチームがあります。試合に勝った翌日はどこか機嫌がいいな、そんな紙面の先の読者の顔を思い浮かべながら、一緒に喜び、悔しがり、感動できる紙面を作ります。(益田里穂)